那須を後にし向かった先は、茂木市にある旧古田土雅堂邸。
アメリカで活躍した日本画家が建てた輸入住宅。
白い壁に煉瓦の土台。黄色い屋根はとてもチャーミング。
地下にはボイラー設備を備え暖房もここで発生した蒸気で賄っていたのだろう。
花柄の壁紙、落ち着きを保ちながらも華やかな気分にさせてくれる。
扉の鍵、あまり日本で見ない形状と思ったら。アメリカSegal社の物だった。
小物にもこだわりを感じることができた。
隣接する防災館と洋菓子ショップ。どちらも格好いい。
関連記事へのリンク:那須野の洋館巡り
日は変わって、足利市にある大小山へ。
以前訪れた竜神大吊橋遊歩道で登山に目覚めたかは、どうかだが、
日頃の体のなまりを解消する目的もあって、軽い気持ちで行ってみた。
すぐにその軽い気持ちは重くなる。登山道は大きな岩に阻まれ、
ロープを掴みながら急勾配を登る場面も。
これはさすがに無理だと座り込んだ時、後ろから杖を突きながら登ってくるご老体。
さすがに難しいだろうと様子をうかがっていると、両手両足を駆使し、たったと登っていった。
自分も見様見真似でようやく登り切り、妙義山頂上でしばし雑談。その健脚恐れ入った。
その後、ピーク沿いに歩き、大小山山頂へ。
展望台からは、大小の看板、三毳山、太平山が見えた。
今夜の弁当を新栃木駅近くで買い求め帰宅。
得た教訓1. 目の前の岩肌を迂回すると、そこは必ず行き止まり。
得た教訓2. 移動の手段は足だけではない、両手も使え。
恐怖からなのか運動不足がたたってか、下山してしばらく足が震えていた。
取材:ペンジ・コルティ・キース